※現地の最新相場や、具体的な給与シミュレーションのご相談も承ります。
「ベトナム開発は安いと聞いていたのに、見積もりを見たら日本人と変わらない金額だった」
「以前の単価で求人を出しても、応募が全く来ない」
ここ数年、特に歴史的な円安が進行した2022年以降、ベトナム人エンジニアの採用コストに関する相談が急増しています。かつてのように「安価な労働力」としてベトナム人エンジニアを採用する時代は、変化しています。
2026年現在、ベトナムの経済成長と為替の影響により、彼らの単価・給与相場は確実に上昇しています。今回は、円安影響下のリアルな相場観と、失敗しないための「適正価格」の考え方について解説します。
1. なぜ「高くなった」のか? 値上がりの3重苦

主な要因は以下の3点です。これらが複雑に絡み合い、日本円での採用コストを押し上げています。
- ① 歴史的な「円安」の影響: 数年前の「1万ドン=約47円」から大きく円安に振れたことで、円建ての給与が実質的に目減りしています。
- ② ベトナム国内のインフレ: 都市部のITエンジニアの給与水準は年々上昇しており、年5〜10%程度の昇給が一般的です。
- ③ 欧米企業との獲得競争: リモートワーク普及により、英語ができる層は高給な欧米案件へ流出しています。
2. 【2026年版】レベル別・給与相場(日本採用の場合)

日本国内で正社員として採用する場合の相場観(年収換算)です。日本人エンジニアとの価格差は縮小傾向にあります。
| レベル | スキル感・日本語力 | 現在の相場(2026年) |
|---|---|---|
| ジュニア | 実務1〜2年・N3レベル。指示を受けて開発可能 | 年収 350〜400万円 |
| ミドル | 実務3〜5年・N2レベル。設計から対応可能 | 年収 450〜600万円 |
| シニア | 実務5年以上・N1レベル。リーダー経験あり | 年収 650〜800万円以上 |
| ブリッジSE | 技術+高度な通訳。両国の文化を理解 | 年収 750〜900万円以上 |
3. 「安く買い叩く」ことの致命的なリスク

相場を下回る条件での募集は、以下のようなリスクを招きます。
- スキル不足の人材: 日本語力が極端に低い、あるいは技術力に欠ける人材しか集まらなくなります。
- 副業の温床: 生活給を補うための副業により、本業のパフォーマンスが低下します。
- 早期退職: コミュニティ内での情報共有が早いため、低賃金だと分かればすぐに他社へ流出します。
4. それでもベトナム人を採用すべき理由

コストメリットが薄れても、ベトナム採用を続ける企業が多いのは「リソースの確保」という視点からです。
- 圧倒的な「若さ」と「人数」: 日本人エンジニア(20-30代)の採用倍率と比較して、母数が圧倒的に多く、採用のしやすさで勝ります。
- 高い学習意欲: 勤勉で新しい技術への習得が早く、適正な報酬さえ担保すれば強力な戦力となります。
まとめ:適正価格こそが成功への近道
これからの外国人採用戦略は、以下のように切り替える必要があります。
× 古い考え: 日本人より安いから採用する。
○ 新しい考え: 日本人と同じ給与水準でも、優秀で若い人材が確実に確保できるから採用する。
○ 新しい考え: 日本人と同じ給与水準でも、優秀で若い人材が確実に確保できるから採用する。
「自社の給与テーブルで採用可能か知りたい」「最新の市場データがほしい」という採用担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。





